多角化戦略とタイミング
今朝電車に乗っていて、某有名英会話学校が航空業界向けの専門学校を設置してセミナー開催をしていることを知りました。
確かに国際線の乗務員であれば、語学力が必須なわけで、なるほどうまい組み合わせだな、と感心させられました。
企業が行う多角化戦略は、今回のように元々営んでいる業種と類似・関連した業種に進出する場合と、全く関連の無い業種に進出する場合に分けられます。
関連業種に進出する場合、今までのノウハウが活かせる反面、似たような業種だとその業種自体の市場規模が縮小してしまうと、共倒れになってしまうというリスクがあります。
逆に無関連業種に進出すると、共倒れリスクは限定的ですが、ノウハウがなく失敗する確率が高くなってしまう危険性があります。
いずれにしろ、多角化をする場合は失敗したときのことを考えて、本業に利益が出ている資金繰りに余裕のある時に行わなければなりません。
余裕があれば、事業撤退の決断も迅速に行なうことが可能だからです。
将来性があると判断できれば、今は赤字でもしばらくの間本業の利益で支えることもできます。
本業が厳しいから、借金して新事業に進出しよう。では残念ながら成功の可能性は低いと言わざるを得ません。
株も為替も借金も余裕があってこそ。
余裕のゆうちゃんもそう言っています。
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